デジカメでホタルをプロっぽく撮るために必要なこと

ホタル

ホタル↑こんな風にプロっぽくホタルを撮れたらいいですよねぇ。

う~ん、どうしたらこんなふうにホタルが撮れるのかとお悩みの方。実は、ホタルの写真撮影はコツさえ掴めればそんなに難しいものではありません。

「どんなカメラでもこんな写真が撮影出来るの?」ということですが、もちろんカメラの性能にも依存します。一部のコンデジでも撮影は出来ますが、どんなカメラでも大丈夫というわけではありません。

というわけで今回は、「初心者でもとりあえずプロっぽいホタルの写真が撮りたい!」という人を対象に、デジカメで簡単にホタルの写真を撮る方法を紹介します!

一部のコンデジでもホタルの撮影は可能。

まず大切なのが、どんなカメラならホタルを綺麗に撮影することが出来るのか?

コンデジ 高級コンデジ 一眼(ミラーレス含む)
シャター速度(10秒以上) △(機種による)
バルブ撮影 △(ほぼ非対応)
 ホタルの撮影 機種によっては◯

まとめると↑の表のような感じで、ある程度のホタル写真の撮影を行うにはシャッター速度10秒以上または、バルブ撮影に対応している必要があります。

コンパクトデジカメ(機種によっては◯)

通常のコンデジでは、機種によっては撮影できますが、撮影自体が難しい機種がほとんどだと思います。

ただし、バルブ撮影に対応していなくても、シャッターレリーズなどでバルブ撮影が可能な機種もあります。

高級コンデジ(◯)

高級コンデジというのは、SonyのRXシリーズやPanasonicのFZ1000、LX100、CanonPowerShotGシリーズなどのやや価格が高めでセンサーサイズが大きいモデルで、こちらの場合はコンデジでもホタルの撮影も可能です。

一眼&ミラーレス一眼(◯)

そして一眼の場合は、ミラーレス一眼も含めて、「長時間露光」、「バルブ撮影」ともに対応しているので、ホタル写真の撮影が可能です。

 

基本的にはシャッター速度10秒以上orバルブ撮影が出来ればOK。

ホタルの写真は、真っ暗な夜に撮影します。暗闇の中でホタルのような小さな光を写さなければならないため、カメラにとっては非常に厳しい条件での撮影となります。

ただ先ほど書いたように、一部のコンパクトデジカメでもホタルを撮影することは可能です。

どんなデジカメなら撮影出来るのかについては、

「シャッター速度の調整が10秒(10″)以上に設定できる。」ことが最低限の条件となります。

「シャッター速度が10秒以上に調整できない」、または「任意にシャッター速度が変えられない」デジカメでは暗闇にいるホタルを撮影することは非常に難しいと思います。

 

コンデジでもシャッター速度10秒以上は可能?

コンデジ以外の一眼ではもちろん任意にシャッター速度を変えることが出来ますが、コンデジの場合は機種によりことなります。

確認方法はメーカーの仕様表などで確認するのが早いですが、

大抵のカメラの場合、撮影モードダイヤルをSS(S、シャッター速度優先)等に切り替えて、調整ダイヤル等でシャッター速度を長くしていき、限界まで変更してみます。(※メーカーによって名称、操作方法が若干違うので注意。)

もう一つの方法として、シャッターボタンを押している間ずっとシャターを開くことができる「バルブ撮影」が可能なカメラでも撮影可能です。わからない場合は、仕様表やマニュアルで確認しましょう。

明るさを確保するために「シャッター速度」を伸ばしていくと、軌跡を描いたようなホタルを撮影することができますが、基本的には、シャッター速度が10秒以上で露光することを最低限の条件だと考えて下さい。

それ以下のシャッター速度でも、全く写らない訳ではありませんが、フルサイズ一眼でもない限り、綺麗に写すことは難しいと思います。

 

明るさを確保するための3つの方法

さらに明るさを確保するために、「シャッター速度」と合わせて使う方法として、「ISO感度を高める」、「F値の小さいレンズを使用する」というやり方もあります。

必然的にレンズの交換ができないコンデジでは、「シャッター速度」と「ISO感度」の2つのパラメータを変更して明るさを確保する必要があります。

もう一度まとめると、明るさを確保するためには以下の3つの方法があります。

  1. 「シャッター速度」を長くする(シャッターを長くすればその分軌跡が長くなる)
  2. 「ISO感度」を高くする(ただしISOを高くすればノイズが出やすくなります)
  3. 「F値」の小さい(明るい)レンズを使用する(当然ですが通常のコンデジではレンズ交換は出来ません。)

 

ホタルの撮影する前に知っておきたいこと

『三脚』と『シャッターレリーズ』は必須!

ホタル写真を撮影するなら『三脚』と『シャッターレリーズ』は必須です。

ホタル以外でも、カメラ本体に加えて『三脚』+『シャッターレリーズ』を用意すれば、撮影の幅はかなり広がりますのでオススメです。

どうして『三脚』と『シャッターレリーズ』が必要なのかというと、

蛍の写真を撮影するためには、シャッター速度を伸ばして「長時間露光」する必要があります。そこで考えなければいけないのが『手ブレ』。シャッターを開いている間に少しでもカメラが動くと、出来上がりの写真がブレてしまいます。

つまり、蛍の写真をとるにはカメラをしっかりと固定して「手ブレ」を防ぐというのが非常に重要になってきます。

その為に、三脚とシャッターレリーズが必要になるのです。

ホタル写真を撮りたいならまずは『三脚』を用意しましょう。三脚は安いものでも十分ですので、まずはとにかく買って下さい。

シャッターレリーズについては『バルブ撮影』でなければ必須ではないですが、カメラが対応しているなら使用したほうがいいです。

非純正のものならAmazonなどで1000円以下で購入できますので、安い三脚と合わせて買っても3000円程です。迷うなら買っておいた方がいいかと思います。(↓はSony用のレリーズ)

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撮影に必要な設定は出発前にやっておこう!

それから、蛍の写真を撮影するときは、撮影に必要な設定は、あらかじめ出発前に行いましょう。

なぜ、出発前に設定する必要があるのかというと、

  • 現場での撮影をスムーズに進めるために事前の確認の意味。
  • 現場は真っ暗なので、短時間でセッティングが難しい。そして、液晶の明かりなども他の撮影者の迷惑になることがある。

と言った理由です。特殊な条件での撮影ですので、事前にしっかりと、何を調整すれば良いのかを自分のカメラで確認しておくことが大切なのです。

事前に確認するポイントとしては最低でも以下の4つ。

「撮影モード」は(S)か(M)
シャッター速度優先(S,SS)か、マニュアル(M)に設定しておく。
「AF補助光」はOFF
オフに設定。AFに使用する赤い光のことです。他の撮影者の迷惑になるためAF補助光はオフにしましょう。(写真に赤い光が写り込んでしまいます。)
「ノイズリダクション」はON
長時間露光した場合のノイズを除去する機能(長秒時NR)はONにしておきましょう。
「フラッシュ」はOFF
当然ですが、フラッシュは必ずオフにしておきましょう。他の撮影者の迷惑になるばかりか、ホタルが驚いて出てこなくなるかもしれません。

このように、現場に到着してからは最低限のセッティングで済むように事前に準備しておくと、現場での撮影がスムーズに進みます。

普段から使っているならすぐに変更できますが、自信がないなら前もって確認しておくことをオススメします。

 

3通りのホタル写真の撮影方法について

方法1:ホタルの軌跡を撮影するホタルhttps://www.flickr.com/

初心者でも簡単にホタルを撮影するには、先程から書いているようにシャッター速度を10秒以上にして光の軌跡を撮影する方法がオススメです。三脚とレリーズがあれば比較的簡単に撮影出来ます。

方法2:マクロで一匹のホタルを撮影する
ホタルhttp://miyoshicity-kankokyokai.or.jp/

フルサイズ一眼でF1.4、F1.7ぐらいの明るさのレンズを使わなければ難しいかもしれませんが↑のような写真が取れる方法。この場合はシャッター速度は1秒~5秒程度で撮影します。ISO感度は必要に応じて調整しましょう。


方法3:撮影後にコンポジット合成する
ホタルhttp://www.w-kanko.com/

それ以外の方法としては、コンポジット合成、比較明合成と呼ばれる手法を使用して↑の様な写真を撮影する方法。

このコンポジット合成の説明については、こちらのサイトに詳しく載っていますので興味のある方は読んでみてください。初心者向けではないので、ここではこれ以上説明しません。

 

設定可能な場合はRAWファイルで撮影して現像

いずれの撮影方法でも、色味の調整など細かい部分は現場で調整するのが難しいので、カメラの設定で可能な場合は、RAWファイルで保存して後からPCで現像するのがベストです。

RAWRAWファイルの場合は、後からPCでホワイトバランスや露出の調整が可能になります。後で作品として残したいならRAWで撮影してから現像した方がいいかと思います。

 

ホタル撮影現場でのマナー違反に注意!

初心者が1番やってしまいがちなのがマナー違反。

記事中でも幾つか書きましたが、フラッシュ、AF補助光は最低限OFFにしましょう。他の撮影者の迷惑になってしまいます。

僕も初心者の頃は、AF補助光はつけっぱなしで撮影していましたが、長時間露光すると赤い光が写り込んじゃうんですよねぇ・・・。

もちろんこれは、知らなければしょうがないのですが、ホタル自体も光が明るい場所には出てきません。

ホタルの生態系を保護する意味でも、明るい光を出すこと自体、極力避けたほうがいいと思います。

 

まとめ

というわけで、デジカメでホタルの撮影をするため知っておきたいことについて書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。

分かりやすく書きたかったのですが、

「う~ん、やっぱりカメラに詳しくない人だと、少し難しく感じるかもしれないなぁ。」

と自分で書いていて思いました。

ただ、ホタルの撮影に最低限必要なのは「シャッター速度」のみです。三脚とシャッターレリーズを用意して、10秒以上のシャッター速度が得られれば、初心者でも撮影は可能です。

ホタルの撮影自体はそんなに難しいものではなく、初心者でもコツさえ掴めれば簡単に撮れるのです。

ちなみに僕は、今年はRX100M2と、LumixG7で2台でホタルを撮影してこようと思います。撮影できれば、またアップしたいと思います。

ではまた。

※冒頭で使用した写真はhttps://www.flickr.com/photos/cq-biker/5832210597/から引用しています。