漫画化の水木しげるさんが、93歳にして亡くなられましたね。妖怪大辞典、ぼくも小さい頃毎日読んでました。
品切れになってますが、もうね。これは一生ものです。日本妖怪大全は歴史に残る本だと思います。将来、子供が出来たら絶対に見せてあげたい本なんです。
講談社 (2014-02-14)
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う~ん、本当に残念です。まぁぼくらの世代ではなんといっても「ゲゲゲの鬼太郎」です。ぼくらの世代は鬼太郎で育ったんです。
もうね。水木しげるが日本の漫画界に与えた影響もすごいんですが、妖怪文化というかそういうのが定着させたという功績も大きいと思います。
代表作は、悪魔くん、ゲゲゲの鬼太郎なんですけどね。本当に絵の巧さといい、独特な間のとり方といい日本の漫画家のなかでもトップレベルだと思っています。
それから、水木しげるを語るときに、僕としては、水木しげるは漫画だけで終わらしたくないと思っています。
漫画以外では「水木さんの幸福論」なんかは、すごく面白いですよ。もうね。この一冊に水木しげるのすごさが集約されているんです。リンクも貼っておきます。
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幸福になるための7箇条というのを書かれているんですけど、それがユニークで面白いんです。これをみて改めてすごい人なんだと思いました。やっぱり一つ一つの言葉に重みがあります
その7箇条なんですが、
1,成功や名誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
2,しないではいられないことをし続けなさい
3,他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追求すべし。
4,好きの力を信じる。
5,才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
6,怠け者になりなさい。
7,目に見えない世界を信じる。
もうね。全部共感します。僕がこのブログで訴えたいこともここに集約されているんですね。すばらしい。
それから「ねぼけ人生」も必読です。これはまぁ自伝なんですけど本当に濃いんです。これはもうね。どんな漫画より面白いと思いますよ。水木しげるの人間性というものがこの一冊ににじみ出ているんです。これは。戦争体験の部分だけでも読んで欲しいなぁ。
というわけで、僕は水木しげるで2冊だけあげるとしたら「水木さんの幸福論」「ねぼけ人生」をあげます。他にもいろいろありますが、これだけ読めば水木しげるが大体わかるんじゃないでしょうか。
ワッショイ!