安倍政権の「地方創生」の一環として、1月から「ふるさと納税」の控除額が2倍に引き上げられました。
ものすごいことになってるみたいで、私もやってみたいです。まず、すごいのは、一定金額以内であれば、自己負担2千円で、地域の美味しい果物、魚介類、ギフトなどいろいろな返礼品がもらえちゃいます。
これは、やらないと損でしょ。とにかく、返礼品がまた豪華になって来てます。
地域の新鮮食材はもちろん
【4月の改正で利用しやすくなった 「ふるさと納税」。食の大地、北海道の特典は大人気 !!】 http://t.co/S2ezEOOFrK ここ最近、利用者が増えている「ふるさと納税」。2015年度から大幅に改正され、よ.. pic.twitter.com/9QCU140fqo
— tenki.jp (@tenkijp) 2015, 5月 18
タブレットなんかも!
早い者勝ち!ふるさと納税4万円でタブレットがもらえる長野県飯山市の受付がついに再開! (8) http://t.co/pozXM7bPhz — Ken (@kogatake) 2015, 5月 18
上記の様なものが実質2千円の自己負担でもらえるのは、住民税所得割額の1割までの納税が対象です。それを超えた納税をした場合は、自己負担額がその分増えるようになっています。
住民税の所得割額の1割が判ればいいわけですが、ちょっとややこしいんですが、以下のサイトで計算出来ます。
詳しい制度の概要は、総務省のサイトに、分かりやすくまとめられています。

1回で2度美味しい「ふるさと納税」
控除上限額以下であれば、2千円で、豪華な食材などが手に入るので、とにかくお得なんですが、「ふるさと納税」は、故郷や思い入れのある地域に対する感謝や、応援の気持ちとして、納税するものですので、2千円で地域貢献もできて、1回で2度美味しい制度なんです。
もちろん、納税する自治体は好きな様に選べますから、豪華な返礼品で選んだりすることも出来ますし、自由に納税先を選べるのも大きなポイントですね。
ふるさと納税の返礼品を調べるには
ふるさと納税したい自治体の返礼品を調べるのに便利なサイトを紹介します。

「ふるさとチョイス」は、寄付金額や、返礼品、自治体などから「ふるさと納税」を検索できるサイトです。

「CityDo」も、同じように「ふるさと納税」を探せるサイトです。控除額シミュレーターや、制度の変更点などが分かりやすくまとめられているので参考になりますね。
過熱する返礼品の豪華化
ふるさと納税制度が採算も含めて自治体の裁量と思われている方がいますが、他自治体に行く納税を自分の自治体に振り向けるわけですから、例えば寄付の半額を返礼しても、その自治体にとっては収入が増えることになります。ですから人口の多い自治体以外は魂を売ったもの勝ちなのです。
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2015, 5月 24
ふるさと納税を受ける自治体は、他の自治体に本来行くはずだった税金を横取りしているという話があります。
自治体にとっては、「ふるさと納税」は、本来入ってこない税収があるわけですから、美味しい話なんです。納税額の半分ぐらいを返礼品に回すことも問題ではありません。
それから、返礼品が換金できるものの場合も、問題になったケースがあります。たとえば以下のように、Tポイントや金の手裏剣を返礼品にしたケース。この場合は、さすがに総務省の指導があったようです。
暴走する「ふるさと納税」の特典 “Tポイント”“金の手裏剣”“宝くじ”……総務省「待った」 (1/3)
ただ、この仕組み、いくらでも抜け道があるというか、換金しようと思えばなんだって出来ますから難しい所だと思います。
例えば、泉佐野市はLLCピーチのポイントが貰える「ふるさと納税」を実施しています。

この場合、10万円の納税をすれば、約5万円の航空券が買えます。所得によりますが、2000円の自己負担で、5万円分の航空券が貰えるわけですからすごい話です。
こんな風に、返礼品もどんどん豪華になって来ていますし、控除額が2倍になったということもあるので、納税者としてはやっておいたほうが絶対に特です。
本来は、地域に感謝したりお返しとしての意味があるので、そういう意味で納税するのが一番いいのですが、節税や返礼品を目的に納税するのはダメだということはありませんし、地域が魅力を発信するチャンスでもありますので、制度としてはいいと思います。
とにかく、一度、控除上限額を計算してみてください。せっかく2千円で超お得な買い物ができるチャンスを見逃すことになります。