スマホで観光客への情報提供ツールに使っている事例を調査してみた

姫路城大発見

最近はやってるんでしょうか、こういうの。スマホ向けの地域アプリがどんどん増えてきてよくわからないことになってます。

観光アプリ以外にも、ごみカレンダー、バスの時刻表、防災情報などなど、ジャンルもいろいろ。

今回は、スマホ向けの地域の観光アプリを幾つかダウンロードして動かしてみました。正直な感想としては、全体として見れば、完成度の低いアプリが乱発されている印象。実際に使うかどうかというと、なかなか使いにくいかな。

そもそもの話だけど、この手の観光アプリって、どういう層にリーチしようとしてるのかよくわならない。観光地に行く時にわざわざアプリをインストールするっていう発想があまりないと思うし、地域の情報を得たいなら、TripAdviserとか、食べログとかGoogleMapとかを使ったほうが圧倒的に情報量が多いし、使い勝手もイイわけで。

ただ、観光客への情報提供ツールとして、スマホ自体が相性がいいのは間違い無いので、今後の展開を期待しつつ、いくつかのアプリを実際に使ってみました。

あと、今回使用した中で、唯一といっていいぐらい良かったのは、松江市の縁むすびスマートナビ。これは実際に使ってみたいと思いました。

それと当然といえば当然だけど、現地で体験したわけじゃなくて、手元で動かしただけです。

事例1 姫路城大発見

姫路城大発見

平成の大修理を終えた姫路城。白すぎて白鷺城ならぬ「白すぎ城」としても、ネットで話題になったのは記憶にあたらしい。大修理を終えた記念にリリースされたのが「姫路城大発見」

「姫路城大発見」は、いわゆるAR(拡張現実)アプリ。カメラで撮った映像を認識して、映像の上にCGをオーバーレイ表示して、現実の映像に付加情報を表示することが出来る技術。

どんなものかは、この動画を見ればわかる。

実際に利用するには、事前にインストールが必要で、あとは、城内のARポイントにかざすと、動画が見れる様になっている

一度、動画を見たスポットは、コレクションとして保存されるので、あとから再生することが出来る。

 

事例2 360AR葛城市

るるぶと葛城市、御所市が共同で発刊した、るるぶ葛城市の紙面と連動したARアプリ。

紙面上のARマーカーにカメラをかざすと、ロックが解除されて360度ビューがみれるようになる。ただ、ロックされているのは一部の観光スポットだけで、当麻寺の360度ビューは最初から見ることが出来る。

 

360AR葛城市

 

これはちょっと、無理やりARを使ってみた感じがしないでもない。それと、実際にロック解除を試してみたが、やり方が悪いのか上手く動かなかった。

使い勝手に関して言うと、実際に担当者は使ってみたんだろうかと小一時間問い詰めたい。UIは悪くないが、情報量が少なすぎるのと、ロックを解除しないと見れなくする必要性を感じなかった。

葛城市のアプリは他にも、吉本とコラボした「葛城市ARアプリ」、Android向けの相撲ゲーム「ツッパリ相撲館」などがあって、相撲ゲームは、ちょっと斜め上すぎて理解するまで時間がかかりました。

 

事例3 諏訪市まち歩きナビ すわなび

これは結構本格的。まち歩きナビというだけあって、ちゃんとナビゲーションも出来る。観光スポット以外の地域の情報もしっかり載っていて、ふだんから使うこともできる。

ただ、情報量は多いが、UIが使いにくい。やっぱり、UIが使いにくいと使わなくなっちゃうと思うんだよね。

そういうわけで、諏訪姫が好きなら使うべきアプリって感じ。

 

 

事例4 松江市 縁むすびスマートナビ

縁むすびスマートWifiと合わせて展開している観光客への情報提供サービス。縁むすびスマートナビは、今回紹介した中で、一番最近作られたものだから、ちょっと期待したい。

 

縁むすびスマートナビ

早速ダウンロードして使ってみたが、これは完成度が高い。実用性をしっかり考えて作ってあることが分かる。

まず、大きく観光案内とARビューアーの機能がある。観光案内は観光名所を探せる機能なんだけど、これが良く出来てる。探し方も、現在地から、エリア別、目的別、まち歩きコース別、など、いろいろな切り口から探すことが出来る

スポット画面も、文字がだらだら書いてあるようなものではなく、シンプルに写真と細かいデータが表示されるので見やすくて実用性が高い。

今回紹介した中でも、とりわけ完成度が高く、今後観光アプリを作るならこんな感じにすれば、少なくとも誰も使わないなんていうことはなくなるんじゃないかな。

 

 

以上の4つのアプリを使ってみました。感想としては、使ってみたい程のアプリは少ない印象。特定の地域に限定しているので、情報量が少なくて使いにくいっていうのが大きいと思います。

それから、現地へ行かなくても楽しめるかどうかも、重要なポイントじゃないでしょうか?実際、ダウンロードして使っている人が、どういう使い方をしているのかわかりませんが、現地で使っている人の割合ってそんなに高く無いと思います。

ですので、コンテンツとして見るだけで面白い、行ってみたいと思わせるようなアプリの方が、利用者が使ってみたいと思うんじゃないでしょうか?

スマホを使って観光情報を提供するやり方は、これからも増えてくるでしょうし、こうしたアプリがどうなっていくのか、今後も注目していきたいと思います。