「地域おこし協力隊」は本当に成果が出ているのか?

【地域おこし協力隊】鹿児島県・下甑島のリアルな暮らし|関美穂子さん(灯台もと暮らし)

この記事で取り上げられた、「地域おこし協力隊」について

「地域を活性化させる」という目的でする仕事。2009年に始まって以来、年々、隊員数が伸び続けているのですが、成果は出ているんでしょうか。

私も、今後注目していきたい存在ですが、まず、「地域おこし協力隊」について知っておく必要があると思います。

今回は、「地域おこし協力隊」とは何なのかという事から調べてみました。

 

地域おこし協力隊の隊員数

隊員数は年々増加傾向にある

 

「地域おこし協力隊」とは?

「地域おこし協力隊」という言葉を、聞いたことぐらいはある人が多いと思いますが、詳しく知っている人ってどれだけいるんでしょうね。

地域おこし協力隊とは人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある[都市]]住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度である。(Wikipedia)

「地域おこし協力隊」っていうのは、地方自治体が募集して、隊員になった人の事。要するに、地域おこしを目的とする仕事のこと。

地域おこしを目的とする仕事っていうのは、例えば「地域のブランド化」、「プロモーション」、「農林業への従事」、「住民活動の維持のための支援」などで「地域協力活動」と言われています。

「協力」なんだから報酬は無いのかというと、無償協力ではなくて、1人あたり、報酬が年間200万~250万、活動費が年間150万~200万を上限に自治体に支援されるということです。

ちなみに国から補助金出ますが、隊員が実際に補助を受けるのは、地方自治体がする形になります。

正直こんなに貰えるなら、私もやってみたくなったけど、上記の金額は自治体に付与されるもので、実際の募集を見たら、月給で20万~16万でそこから社会保障費が差し引かれます

「地域おこし協力隊」の給料

隊員の給与は16万6千円のところが多く、まれに20万円のところもあったりと、自治体によって変わります。「地域おこし協力隊FAQ

募集によって異なりますが、引越しにかかる費用を負担してもらえたり、住むところも用意してもらえるか、家賃補助があります。

それから、活動に使用する車両やパソコンが支給されたり、費用を負担してもらえたりする。

上記はあくまで一例で、募集によって細かい条件は全然違うようです。

給料は多いとは言えないけど、地域おこしをやりたいっていう人には、自分の趣味で社会貢献が出来るわけですから、すごくいい話じゃないかと思います。

ちなみに、いつまでも報酬が貰えるわけではなくて、最大3年間、財政支援を受けられます

それに、「地域おこし協力隊」になるには、その地域に移住する必要がある。すでに定住している人は対象にはならない。

それ以外にも、細かい条件がいろいろあって、3大都市圏から移住する場合は、3大都市圏以外のすべての市町村が対象になるが、

3大都市圏外から移住する場合については、不利条件地域に限られる。

 

これはどういうことかというと、

例えば、東京に住んでいる人は、3大都市圏外のすべての市町村+3大都市圏内の不利条件地域(過疎地域、離島など)に移住する場合が対象になるが、

札幌に住んでいる人は、不利条件地域に移住する場合しか制度の対象にならない。

札幌から、小笠原諸島の離島はOKだけど、函館に移住するのは対象外になる。東京に住んでいる場合、どちらでもOKということ。

ややこしいけど、他にも細かい条件(転出・転入地域の要件)があります。

 

「地域おこし協力隊」の活動内容

さっきも言ったように隊員になると「地域協力活動」に従事するんだけど、「地域協力活動」とは一体何なのでしょうか?

 

主な地域協力活動(Wikipedia)

農林水産業への従事、地場産品の販売、地産地消の推進など、水源地や森林の保全活動など、見守りサービス、病院・買い物等の移動サポートなど、地域の魅力PR、観光ルート企画立案、来訪客サポートなど、学校行事の支援、子どもとの交流活動など、地域行事、伝統芸能の応援、都市との交流事業の応援など

 

灯台もと暮らしの記事の人は、下甑島(しもこしきしま)という離島で「地域協力活動」に従事されている。

この方の場合、商品開発、観光案内、イベントの企画などがおもな仕事です。

隊員は、何をしてもいいわけではなく、活動内容は、募集概要に書いてあることをする必要があります。

もちろん募集によって違うが、一日の勤務時間は、7時間45分、土日祝は休みの場合が多い。休日出勤が合っても、振替休日になります。

公務員と同じ!

隊員の活動が知りたければ、地域おこし協力隊のブログが参考になる。

 

募集は何処で行われているのか?

総務省の「地域おこし協力隊」のサイトで募集されています。現在(2015/05/23)の時点で136件の募集がある。

 

地域おこし協力隊

総務省「地域おこし協力隊」

隊員になるには、募集に応募して選考に受かる必要があるのも、普通の仕事と同じです。

選考方法は、書類選考、面接、プレゼンなどで選考されます。

 

どんな募集があるのか?

分野別募集件数

分野別の募集件数(2015年5月24日時点)

 

現時点で募集されているものを調べてみたけど、分野別では、地域づくりと農林水産業、観光が多いです。

個人的に、地域づくりはやりがいがありそうだけど、他の分野はどうなんだろ?農林水産業は結構、重労働なイメージがあるけど・・・。

 

地域別募集件数

地域別の募集件数(2015年5月24日時点)

地域別では、北海道が一番多くて、四国、中国あたりも多いです。

これは、あくまで現在の募集を元にしていますので、実態を知るには累積的なデータも欲しいところです。

 

「地域おこし協力隊」に期待したい

2009年に制度化されて以来、地域おこし協力隊の隊員数はどんどん増えてきているようですが、まだ始まったばかりの制度です。

ソーシャルメディアでPRしたり、地場産品の製品開発をしたり、そういう活動を、外部から入ってきた人にやってもらうことによって、いままでの町おこしでは出来なかったことが出来る可能性があります

外部の人の目線だからこそ、分かる魅力があるんですね。

ただ、実際の成果がなければ、制度的には失敗ですので、そこら辺の見極めが必要になってきます。

自治体のブランドや認知度っていうのはなかなか数値化出来ないので、投資としてどれだけ意味があるのかどうか?をどうやって判断するのかという問題も有ります。

それから、活動が終わった後、隊員はどうするかという問題もあって、一つはその土地で起業するという選択があります。それを支援するための制度も用意されているようで、

隊員が起業したい時には、最大100万円が支援されるようです。(以下URL参照)

特別交付税措置について(「地域おこし協力隊」自治体向けFAQ

その土地で起業して定住すると、地域にとって大きな貢献になるでしょうし、隊員も自分の夢を叶えられるわけですから、そうなるのが隊員にとっても、地域にとっても一番理想ですね。

地域おこし協力隊での失敗に関する記事も書きました。

今回はこれで終わりにします。以下はTwitterの反応。

 

「地域おこし協力隊」に対する反応